テーマ:春の植物

花の糸口

 近郊に樹齢のある一本の山桜が花を咲かせている。 桜の周囲は地元の人たちの尽力で一面菜の花畑にな っている。駐車場がないので、県道の片側路駐となる。 馬場の山桜 馬場の山桜 馬場の山桜
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春の蝉噪

ラフマニノフを母は知らざり春の泥 部屋の寒暖計も20°を指している。東京より2,3°高そうだ。 春を伺いに近くの畑に出かけた。季節は今早春酣であるが, 早春と言えばラフマニノフである。交響曲二番の緩徐楽章 などはまさに、北国のまだ泥濘んだ道を想わせる。以前母 に三楽章を聴かせたが気に入ったかどうかは、分からない。 その時…
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花の糸口

春風や麦の中行く水の音かげらふいさむ花の糸口      発句 直江木導 蕉門  脇句 芭蕉 岡潔が評論集「春宵十話」で音楽のことについて書いている。 以下がその文章であるが、「大学脇の百万遍に音楽を聴かせ る喫茶店があり、ここでいろいろレコードを聞いた中では、一番 好きだったのが、シューマンだった。べートーベ…
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はうれんさうのひたし物

一菜は菠薐草の浸し物  近隣のスーパーには、どこにも周辺の農家で作る農協に出せない 規格外野菜を中心にの地産地消物の野菜コーナーがある。野菜価 格上昇の折重宝しているが、どの農家も規模が小さく、農作業の時 期が似通っているせいか、同じ野菜がどっと棚に並ぶことがある。  肉の安いスーパーに行ってみると、野菜コーナーに…
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海風と田起し

うぐひすのこゑのさはりし寝顔かな   日野草城   近くの島嶼部へ桜見物を兼ねて出かけてみたのだが、このところの 桜冷えのためか、桜の開花は遅々としているようだ。しかし今日の気温 は20℃超えているようで、車の窓を閉め切っていると暑くてしょうがない。   丘に立つと海風が心地よい。眼下では田起しのトラクターがのんびり…
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白木蓮と飛行機雲

昨日の少年老ひし白木蓮  また今年も有田町岳の白木蓮は咲いた。この木蓮は双樹で、二本の木 が恰も一つの木の様な姿をしている。そのため木のふくらみが見事で、花 の密度も申し分なく、この花を眺めることは、私の晩春の行事となってしま っている。  見上げると木蓮の傍らを飛行機雲が通り過ぎてゆく。終了して一年半ほ ど経ってし…
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諸葛菜

諸葛菜鷹女の仮面剥がしけり  春に咲く紫のビロードの様な肌触りの花は諸葛菜、その格調高い 名に相応しく、まだ肌寒い日陰に凛々しく咲く姿は美しい。  三国時代、諸葛孔明がその栽培を奨励したことによる花の名の 由来らしいが、その格調と庶民性の撞着によるのか中々名句に出 会わない。  昭和期に三橋鷹女という前衛的な…
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梅と青鮫

梅咲いて庭中に青鮫が来ている  金子兜太  梅の花はこの時期としては遅きに失した感があるが、十日ほど前 近くの島に行くと、山影に梅の花が咲いていた。辺りは一面の青空 と海である。そこで金子兜太の上記の句を思い出したのだが、兜太 によれば朝の梅が咲く庭は青くあり、そこに鮫が泳いでるというのだ。 写生より抽象へ、長閑な春の…
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小ガモのさきはひ

下萌の皮下は泥土かバラードか   このところ寒さが緩み、早春の息吹を感じに伊万里周辺へ出かけた。 太陽は雲に隠れ、時々冬の気配が顔をだす。今年も九州にも雪は降った のだが、私の住んでいる地域には雪は降らなかった。   県道321号線沿いの棚田は下萌が始まり、冬の茶系より萌黄色に変化 し始め、平野部の麦畑では麦踏…
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狐三昧

薫風に吹かれし母の二度わらし  晩春の花、狐の牡丹は日を浴びて黄色く輝いていた。「狐」の名の つくものは他に、「狐の剃刀」や「狐薊」などの植物ががある。狐の牡 丹には毒性があるらしく、「きつね」という語感には不吉なものという 意味合いもあるようだ。また天気雨を狐の嫁入りと言ったりもする。  老人ホームにいる母が、布団を…
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春分の頃

木蓮のため無傷なる空となる  細見綾子   面白いことを聞いた。幕末の庶民はあのペリーの黒船が見 えなかったというのだ。人間は、見たものを脳で情報処理でき ないと視覚として認識できないらしい。当時の人たちは、船は 木造で白いものという認識がある。そのため鉄でできた黒い かたまりは脳に認識できないので見えないとい…
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仲春の小県

春陰や鎖骨冷たき昼寝覚  NHK大河ドラマ「真田丸」が、なかなか面白い。人気の戦国・幕末物 のひとつだが、視点を信州の真田の所領である小県においたことによ り、ドラマの景色が変わり中々見応えがある。それにしても真田昌幸役 の草刈正雄が好演である。一筋縄ではゆかない戦国武将を演じきって いる。  「歴ドル」小日…
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一条の視線

一条の小さき威嚇梅二月  梅の花を見にゆくと、必ずと言っていいほどメジロが枝にとまっている。 近くに寄ってもあまり逃げることはない。性格が穏やかなのだろう。メジロ は、ホトトギス新歳時記では、秋、現代俳句協会の俳句データベースでは、 夏の季語である。春、梅の花の蜜を吸いにくるのは留鳥のメジロである。 留鳥の鳶には、…
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鍋島公の躑躅

つつじ燃ゆ殿は佐幕か尊皇か  全国につつじの庭園は、あまたあるだろうが、佐賀県武雄市 御船山楽園のつつじは五指に入るほどの見事さだ。  鍋島藩の分家、武雄鍋島家の28代当主鍋島茂義公が幕末の 1845年、東京ドーム10個分の敷地に、狩野派の絵師に設計図 を画かせ、3年の歳月を要して造園したとある。  ライトア…
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陸郷の山桜

耳順過ぐ雲の高きに山桜  長野県北安曇郡池田町陸郷の山桜は、西の吉野東の陸郷と まで言われるようになったとか。盆地状の地形に四千本の山桜 が自生する。角度により北アルプスが望める。現在は七分咲き 今週末には、見頃のようだ。 長野県北安曇郡池田町陸郷の山桜 …
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三椏の花

三椏の咲いてよばるる渋茶かな  春の花をもとめて林道を走ってみた。巷は桜が満開であるが、 今年は天候がよくない。明日から花散らしの雨が続くようだ。  林道沿いには、山桜や木五倍子の若木が花をつけている。木 五倍子は生命力が旺盛なのか、道のあちこちで見かける。山の 新陳代謝は、花の時期にはその様子がよくわかる気がする…
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白木蓮

割れし皿を拾ふ別離の白木蓮  有田町岳の標高三百米程にある白木蓮が咲いた。開花は 例年より二日ほど遅い気がする。昨日の朝は、零度に近か ったが、今日の昼の気温は二十度を越えているようだ。  町中も観光客が日ごとに増えている。今月より、クルーズト レイン「ななつ星」の1泊2日コースに有田町のバス観光が、 加わったようだ…
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花辛夷

はらわたに微熱咲きゆく花辛夷 辛夷咲く寒のもどりも臍の下   辛夷の花 辛夷咲き音のつまりし耳二つ 小松崎爽青 辛夷の花 辛夷に似た花。辛夷は6枚花弁この花は8枚花弁である。
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山鶏椒(あおもじ)の花

鶯に蔵をつめたくしておかむ  飯島晴子  俳人飯島晴子は、「鶯は、私の中では春の穏やかな暖かさで はなく、寒色の方にに寄った引締まったイメージを持っている。」 と言っている。  気温が平年を上回るようになり、昼と夜の時間も同じ長さにな ってきた。春陰に押し出されるように、近所の山野を巡って来た。 日差しは暖かいが、風…
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福寿草

日にひらき日にとざしけり福寿草  北信濃には、今では合併でなくなった村もあるが、名前が美しい村 が幾つもある。麻績村(おみむら)、美麻村(みあさむら大町市と合併) 鬼無里村(きなさむら長野市と合併)白馬村、小谷村(おたりむら)など。 それに魅かれて北信濃を何度も訪れるようになった。今は九州の佐賀 に引っ込んだが、信…
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蒼の余韻

黄のはなのさきていたるを せいねんのゆからあがりしあとの夕闇 村木道彦 黄の花とは何であろうか。菜の花であろうか。黄色には春の メランコリーな気分もただよう。この歌人村木道彦の歌は、ネ ットでの調べもののちょっとしたキーボードの間違いで知った。 くぎずけにになる詩は、突然やってくる。黄と青を春の夕暮れ に、そ…
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夜叉五倍子の花

夜叉五倍子や種蒔く前の吾の華やぎ 近くの山に姿のいい白木蓮の開花を見に出かけた。 毎年行くようにしてるのだが、標高が高いせいかまだ 蕾のままだった。開花まであと三日というところか。 近くに目をやると、小ぶりな松毬と房状の木五倍子の ような花を咲かせている6米位の木が立っていた。 調べると夜叉五倍子(やしゃぶし)と…
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春を告げる花

軽自動車の小さき密室花ミモザ  この黄色い球状の花は、本来銀葉アカシアというらしいが、 紆余曲折あってミモザと呼ぶらしい。南仏の地中海沿いの 温暖な地域では、二月半ば頃から咲くようで、暗く長い欧州 の冬に別れを告げる花というところか。  フランスにミシェルルグランという作曲の大家がいる。シェ ルブールの雨傘・風のささ…
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凛々しき花

いづこにも貧しき路がよこたはり神の遊びのごとく白梅 玉城徹 となり町伊万里の山里に春をもとめて車を走らせていると、 満開の白梅の園に入り込んだ。数ヘクタールはあるようだ 。梅生産用の梅園だろうか、適度に剪定されて整然として いる。人はいない。どの花もそうだが、咲き始めて八分咲 きを過ぎた頃が、凛々しくて美しい。花は咲き…
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蒼き銀河系

犬ふぐり屈めばわれは銀河系  味元昭次 ここ数日昼間は暖かい。春の野に出かけてみる。白梅は満開、 土筆はまだ、菜の花はちらほら咲き初め、野に屈めば、そこは 犬ふぐりの銀河系である。花には悪いが踏まないと歩けないぐ らい一面に咲いている。そよ風は少し冷たい気もするが、棚田 のあちこちには、野焼きや田を起こす人達を見か…
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飛梅

東風ふかばにほひをこせよ梅の花あるじなしとて春なわすれそ 博多に行った帰り、御神木である大宰府の飛梅の開花を見に 行く。去年も一昨年も時期を外していた。天満宮の心字池の太 鼓橋・平橋・太鼓橋の三橋を渡る速度も速くなる。今回は八分 咲きを過ぎていて、咲いた花弁も新鮮そのものだった。肌寒い が、人は多い。春を待ち、ただ祈る…
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海鼠腸

春寒くこのわた塩に馴染みけり  鈴木真砂女 唐突ですが、九州では、海鼠や海鼠腸をよく食べる。檸檬 の輪切りを添えて、たべれば、この上ない。おしなべて魚介 は、冬が一番だが、冬の北陸でたべた鮨などは、忘れられ ない。自然の温度で冷えた寿司ネタと若干あたたかい銀舎 利の加減が、絶妙なのだ。また高額なわけでもない。 私は早春・…
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春を待つ猫

叱られて目をつぶる猫春隣  久保田万太郎 暦の上ではそろそろ春である。今年の冬は小春日和が なかなかない。猫もことしは、ひなたぼっことはいかない ようだ。写真は去年一月長崎のシーボルト記念館に行っ たおりの途中の酒屋にいた猫だ。長崎はそろそろランタ ンフェスティバルが始る。 春を待つ猫 長崎は龍…
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諸葛菜

春もなかば、日陰の小道の傍らに紫の花が群れをなして 咲きだす。中国名諸葛菜。妖艶で絹のような柔らかい肌 触りの花弁は、きゃしゃに見えるが、毎年同じ所に群生し ているところを見ると繁殖力は強そうだ。花の姿と花の名 の由来の落差にロマンを覚えるのだろうか、薄暗闇に咲く 姿は何か力をためているようにも見える。世間は桜の落下 に賑う…
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