テーマ:音楽

青と赤の素描

「入り海といへど寄せ来る力あり水平線まで一途なる青 内藤明」             青の動線 「突つ立ちて葦吹く風を見てゐたり流され来たる朝のごとくに 内藤明」                 赤の視線 2019年角川 53回釈迢空賞が決定した。 内藤 明氏の 歌集「薄明の窓」 …
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These Foolish Things

咲きかけて揮発する花ジャズシンガー 咲きかけた青文字の蕾 咲いている青文字の木。 今年は冷気により出足は遅いようである。 jazzのstandardNumberに「these foolish things remind me of you」という歌がある。 「こんな愚かな事が貴方を…
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Saturday in the Park

「Album Chicago Transit Authority」  45年前の1970年代を前後して10代の頃はは、洋楽をよく聴いていた。 イギリス、アメリカを問わず、活動期間を経て解散するバンドと、その後 再結成して70歳近くまで演奏しているバンドがある。  その典型がビートルズとローリングストーンズであろう。現…
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風花に乗る

挽歌とは風花に乗る秘の心 アルバム「MISSLIM」  JAF MateというJAFの会報誌がある。松任谷正隆氏の「クルマとトイレ」 という面白いエッセイを読んだ。  今回のブログのテーマはユーミンにしようと思う。ユーミンは私より一つ 年下だが、学年は同学年である。  九州の西の端にいた私は、中3より…
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英国人のユーモア

 英国人指揮者サイモンラトルが、2018.年6月をもって、ベルリンフィルの 主席指揮者の地位をおりたようである。  カラヤンは死ぬまで81歳、アバドは70歳まで主席指揮者の地位にあった 。ラトルは48より63歳まで16年務めた。ラトルの場合、これからも指揮者と しての円熟は続く。  ラトルの指揮の特徴は、スッキリしたテンポ感と…
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氷の世界

あけび割れ狐は親を忘れたり  橋石 和栲 井上陽水 氷の世界 1973年  井上陽水のミリオンセラーアルバム「氷の世界」が発売されたのが、 1973年、45年前である。私はといえば、当時二十歳であった。  陽水はメタファーの達人である。私達もその暗喩の森に彷徨えば良 いのである。解釈は自由であるが、その…
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These foolish things

きやすめにバラードそよぐ去年今年  荒海に木造船が漂いながら、2017年もなんと なく終わった大晦日の夜、部屋には、エラ・フィッ ツジェラルドのThese Foolish Thingsが流れてい る。三日には近くの八坂神社へ初詣にでも行こう。 このアルバムジャケット (Like Someone I…
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惜春のエイリアンズ

惜春の情も剰して初夏の街  以前ジャズやクラシックばかり聞いていた身としては、YouTubeで Jポップの佳曲を探すのは初老の秘かな楽しみでもある。  キリンジのエイリアンズは、そんな曲である。最初一聴したときには、 少し気は引いたが足を止めることはなかった。しかし「公団の屋根の 上 」という歌詞がいつまでも耳に残った…
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思い出のたね

寒夜覚めブルームーンより青き月  正月も過ぎ、暖冬傾向だが冬が続いている。ここ数年冷え性に なってから若干冬期鬱病気味である。  私は村上春樹より4歳下であるが、高校時代は洋楽ロック、大学 ではJAZZにはまっていた。40数年前は日本の音楽界はまだ萌 芽期で、ビートルズの人気が出始め当時は洋楽が幅を利かせて いた…
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朝の霧

草に飽き山の写実の朝の霧 山羊     「家と田園より」   ウンベルト・サバ 1883-1957 おれは 山羊に話しかけた。 たった 一匹 草地につながれていた。 草に飽き 雨に濡れて 啼いていた。 そ啼き声は おれの悲しみにとって 兄弟みたいに懐かしかった。 そこで おれは答えてやった。  初めは 冗談半…
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波の盆

見わたせば何事もなき波の盆  もう2週間以上も真夏日が続いている。佐賀より長崎県にかけての 北西部の海辺は早稲田が多い。唐津市肥前町周辺へ出かけてみた。 今年は梅雨明け後快晴が続き、台風もまだ九州へは近づいていない。 聞けば田の主は、「今年は収穫まで何事もなく、稲刈りで盆休みがなく なったよ」と言っていた。 …
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答えのない質問

答へなき質問すれど青田道  米国人作曲家チャールズ・アイブスに「答えのない質問」という曲がある。 弦楽の和声の上に管楽器群による質問と答えが取り止めなく錯綜する。  新聞の購読を止めて、今はもっぱらNETニュースに頼っている。(止めた 理由は新聞をゴミとして出すことが億劫になったからである。)私も人生の 最終コ…
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田園交響曲

夏の日の匹婦の腹にうまれけり   室生犀星 匹婦(ひっぷ)は卑しい女の意。室生犀星自身が正妻の子ではない という独白の凄まじき一句。 初夏の田園風景 信州木崎湖畔の風景 黎明の初夏の山々 高ぼっち山より北部の山々を望む。  英国は周辺に物議を醸しているが、ヨーロッパは…
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四月になれば彼女は

道尽くるあたりに見たり他(ひと)の仔を蹴落して生くるくわくこうの雛  齋藤史  60年代中学生の私は意味も解らずボブディランやサイモン&ガーファンクル (作詞作曲はポールサイモン)の歌を聞いていた。何か詩情のようなものを感じ ないわけではなかったが、彼等の歌を今聴くと、彼等は歌い手である前に詩人 であることがよくわか…
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カラヤンの黄昏

下萌の皮下は泥土かバラードか  指揮者には、長命な人が多い。それは何歳になっても脳をフル回転 させている(簡単に書いたが御容赦を)からだと思うのだが、死ぬ直前 まで指揮をしている指揮者はかなりいる。指揮者には、老後とか惚け とかいう言葉は無縁のようだ。  指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤン(1908年4月5日-1…
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いつか王子様が

マイルスのミュートは苦がし春の鳶  「春の鳶寄りわかれては高みつつ」という 飯田龍太の句があるが、 三寒四温を経て春を待つ期待が膨らんでゆく。しかし春のはじめは 物悲しさもつきまとう。  マイルスデイビスのアルバムに「いつか王子様が」というディズニー の白雪姫の挿入曲をタイトルにした、彼にとっては明るい部類のアル …
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早春に涙腺を緩めること

ラフマニノフを母は知らずや春の泥  先日の大雪の日、車をバックさせる最中横滑りさせてしまい、サイドミラーを 壁にぶつけてしまった。大枚3万4千円を払いミラーをディーラーで修理してき たところであるのだが、2月初めの午後、少し暖かい日が射して早春を待つ気 分にさせられたのが、せめてもの救いであろうか。  話は一転…
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緑の座席

隣人はファゴット吹きの夜長かな WEBで聴けるベルリンフィルのコンサートチケット1月分(2600円) を購入した。画像も音もよく満足している。  ベルリンフィルといえば、長年コンサートマスターを務めた安永徹氏 が定年前の2009年に退団した。同じ年入れ替わるように日本人の 樫本大進氏がコンサートマスターに内…
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水ぬるむ

月面の杣道ながく水温む  数学者岡潔の著作「春宵十話」に「音楽のこと」という文章 がある。音楽に興味を持ったのは、非常に遅かったらしく、 どの曲が誰の作だという知識はなく、ただ聞くのが好きだった らしい。そして大学脇の音楽喫茶でいろいろ聴いたレコードの 中で一番好きだったのはシューマンだったとある。その後の文 章…
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いつか王子様が

右脳は沃野に放て蜃楼  子供のとき、楽しみにしているテレビ番組があった。「三菱ダイヤモン ド・アワー」というもので、金曜20時プロレスとディズニーが隔週で放送 されていた。(放送開始 1968年2月16日)アメリカ文化は華やかりし頃 である。地方には、若干であるが、戦後の雰囲気も残っていた。  ジャズには、映画・ミ…
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春の祭典

クロイツエル・ソナタ折り鶴凍る夜  浦川聡子 花栗の楽湧くごとき夜を逢ふ    上田五千石  東京にいる頃は、アマチュアオケに入り二十数年コントラバスを弾いていた。 当然クラシック音楽ファンでCDも2500枚程買った。それなりに好きなオケや 演奏家もいて、正統派というかベルリンフィルやウィーンフィルのドイツ音楽が…
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ワンボーイ

髪五尺ときなば水にやはらかきをとめごころは秘めて放たじ 与謝野晶子 LookToTheRainbowに続き、今度はOne Boyを紹介します。 ミュージカルの挿入歌です。ナツメロをYouTubeで聞いてお りましたら、つい懐かしくなり調子にのってしまいました。 バイバイバーディ-は1961年初演のブロードウェイ・ミュージ…
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My Foolish Heart

クロイツェル・ソナタ折り鶴凍る夜  浦川 聡子 旅おえてまた梟に近く寝る  宇多喜代子 冬の月余白に星座ひとつ置く  今年は、私にとって良いことはなかった。一年の三分の一が 入院か患っていた。回復したとはいえ、持病のようなものである。  私は大学時代より、JazzFanで、その後ClassicFanにもなった。…
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夢の余白

木魂して残る音なし除夜を過ぐ 自問して余白に風の武満忌 大晦日・年惜しむ・除夜等々の年末の季語で名句をと思い、 しかし調べてみると、名句はほとんどない。やはりこの時期 は日本人が一斉に同じ価値観をもつからではなかろうか。 煤払いをし、蕎麦を食べ、除夜をすごすのである。同じ様な 句が多い。目先を変えようと、午後は武…
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MIDORIのメンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調

   俗称メンコン メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 クラシックファンを数年 続けていればCD棚の隅に追いやられる曲である。私もそうだった。 グリュミュオーチョンキョンファ等随分聞いたが、2003年まではそれほど聞く 曲ではなかった。   五…
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