テーマ:棚田

梅雨旱

足軽の鎧さびつく梅雨旱  北九州の梅雨入は例年にない遅さである。田植えの後は 田圃には水が十分に必要である。見回すと水が少なめな田 が目立つ。農家は通年の梅雨時の雨を当てにしているので 予定が狂うのではないだろうか。前線は南下したまま北上 しない。 田植え後の土谷棚田 田…
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紅の残照

長崎県松浦市福島町土谷棚田。4月半ばに棚田の田圃に 水が張られた。今年は3週間程、夕日と棚田の撮影が楽し める。 長崎県松浦市福島町土谷棚田の残照 日没直前の棚田Pm7:00数分前
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雄山羊との交歓

さみしさは稲架のほどけし初しぐれ  近くにある唐津市相知町の冬の蕨野棚田を撮影に週に三日 ほど撮影に出かけた。棚田に対する斜光の加減がよく分から ないので、複数回行ってみたのだが、私が気に入っているい つもの撮影場所の傍には、雄の山羊が1頭囲いの中に飼って あった。  雄の山羊はかなり態度が好戦的であり、撮影して…
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喜劇役者のスマイル

草にあき水にあきしが秋惜しむ 10月も中旬を過ぎると、全国の稲刈りも終わりを告げる。10月は通常 晴天の日が多いとしたものだが、今年の秋は秋雨前線が停滞し北の寒 気団が吹き込み、例年になくうすら寒い日々が続く。  冬の訪れが苦手になってきた私とすれば、過行く秋が、虚ろな喜劇役 者のスマイルの様に感じてしまう…
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青き船旅

阪神の遠井吾郎は夏の雲  暦の上では初秋とはいえ、東シナ海をてらす太陽は衰えを知らない。 平戸港より十数キロ、小一時間の的山大島へのフェリーの旅をした。 フェリーの入り口は1か所しかなく、バックでの車の進入となった。  離島へのフェリーは排水量が小さいので、始発や最終便の予約はす ぐに満杯になってしまうが、これは仕…
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八月の早稲田

こころざし問われ少年黙す夏  夏の高校野球佐賀県大会で、早稲田佐賀高校が優勝し、代表校に決 まった。レギュラー選手県内出身の部員は、一人という。ほとんどが県 外出身者である。それでも唐津の地に学ぶ者として、全国大会において 戦うことを誓い合ったという。  数日で夏の甲子園大会である。そんな唐津の地に収穫前の早稲田が…
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逝く春の落暉

落日のふと寒木瓜の朱を点ず  加藤楸邨  松浦市福島町土谷の棚田へ夕景を眺めに訪れた。細くて薄い雲が 水平線のすぐ上に靡いている。30分程の日没の変化は、短編映画 を見ているようだ。水平線の裏側には、着実に初夏が隠れている。 逝く春の落暉
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抽象と遠雷

うつぶせは馬の背に浮く春の雷 玄海町浜野浦棚田夕景図 写真編集時、ヒストグラムを誤って動かしてしまった顛末。 浜野浦の棚田夕景図
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春の雪

淡雪や空はうす眼をしてゐたる 野澤節子  立春も過ぎたが、山陰、北陸には大雪の予報がだされている。 わが安住の地である日本の最西端にも2017年初めて雪が降った 。しかしわが町より北に10Km離れた隣町では雪は降っていなか った。そこから町の西部にある山の棚田を見に行くと、そこは雪国 であった。10Cm以上はあ…
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小ガモのさきはひ

下萌の皮下は泥土かバラードか   このところ寒さが緩み、早春の息吹を感じに伊万里周辺へ出かけた。 太陽は雲に隠れ、時々冬の気配が顔をだす。今年も九州にも雪は降った のだが、私の住んでいる地域には雪は降らなかった。   県道321号線沿いの棚田は下萌が始まり、冬の茶系より萌黄色に変化 し始め、平野部の麦畑では麦踏…
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旅の終わり

晩秋の旅の終はりと思いしや 毎年5月より10月にかけて、棚田の撮影にあちこち出かけているが、 日本の稲刈りも10月にはほとんど終わりになる。遠出するには1週間 ほど晴れの日が続くjことが期待されるが、今年はほんとうに晴れの日が 続くことが少なかった。猛暑の8月の後、9月は雨と曇りの日が続いた。  10月…
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佐渡の海

荒海や佐渡によこたふ天の川   芭蕉  佐渡島へ行ってきた。新潟港より大型フェリーで3時間、佐渡は大きな島 であった。島一面黄色く色づいた稲田が広がっており、冬厳しい島は収穫 まで後ひと月その華やぎは続く。二日かけて島を一周(250Km)した。天 領であり、金山で栄えた名残りか、島のあちこちに積み重なってきた歴史 …
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波の盆

見わたせば何事もなき波の盆  もう2週間以上も真夏日が続いている。佐賀より長崎県にかけての 北西部の海辺は早稲田が多い。唐津市肥前町周辺へ出かけてみた。 今年は梅雨明け後快晴が続き、台風もまだ九州へは近づいていない。 聞けば田の主は、「今年は収穫まで何事もなく、稲刈りで盆休みがなく なったよ」と言っていた。 …
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青田風

海にでて海に透けゐし青田かな  内陸部では田植えが始まっているようだが、佐賀県西部の海沿い では早稲田地帯が多く、青田真っ盛りである。梅雨晴間青空がのぞ いたので青田風を感じにでかけた。草刈機の音がシャープに響く。 今年の梅雨は今のところ雨が少ないようだ。天水を頼みとする地域 は気が気ではないであろう。この地域の青…
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梅雨間近

信長の落ちのびし道不如帰  五月下旬晴天が1週間ばかり続きそうだったので京都、信州、越後 の棚田を見に出かけた。車は車検時点火プラグ等かなりの部品を交 換したのですこぶる調子が良かった。九日で3500Kmほど走ったこと になる。帰ると1週間ばかり疲れがぬけなかった。  どこも田植えが始まった頃で、田の水面が日に…
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逃げる女

殺意ともちがう窓いっぱいに夕焼   白石司子 海程  テレビはあまり見ないのだが、また気になるドラマがNHKで始っていた。 私がたまたま見たのは「逃げる女」全6話の第2回放送「嘘つきと嵐」から である。冤罪にあった女のその後を辿る、鎌田敏夫の重厚な脚本による ドラマは、まだ佳境には入っていないが、谷口美緒( 仲里依紗…
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青田風

青田風すべての舫い解き放ち重きものみな脱ぎ捨てて行け  早朝、唐津市鎮西町の夕菅の群生を見にいった。花は だいぶしぼみかけていた。行くのが遅かったようだ。帰る 道の途中、この近で有名ないくつかの棚田に寄ってみた。 この地域の海辺の田圃は早稲田地帯で、八月の盂蘭盆 会の頃には稲刈りが始まるところもある。しかし今年の梅 …
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梅雨晴間

少年よがんばるなかれ夏の雲 追い風に少年の雲夏の雲  台風11号が四国沖に接近している。そのためか7月15日九州はひと時 の梅雨晴間だった。今年の北九州地域は入梅以来梅雨の晴間が少ない。 一月半で1週間くらいだろうか。雨は少ないのだが、晴れることがない。長 期にわたる博多祇園山笠も雨の日をかいくぐって進行していたようだ…
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熊野の棚田

初夏や人の避けゐし川つづきをり  岐阜に一泊したので、伊勢道経由で紀伊半島の南端にある、棚田 を見にでかけた。以前は半島周回の場合、国道42号をトボトボ行く しかなかったが、今は尾鷲まで高速、熊野までは、専用自動車道が ある。それでも岐阜熊野間で200Km以上ある。熊野市で311号に 入り、県道40号をしばらく走る…
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赤色の棚田

赤色の遊女恋ひしきほととぎす  佐賀・長崎県北西部の海岸地帯は、早稲田が多い。その中でも 西を向いた棚田には、棚田と夕景を撮影するために、全国から人 が集まる。空が赤く焼けるには、上空に薄い雲があるとよいのだが 、今年は雲ひとつない快晴で、撮影条件としては良くない。赤く焼け た夕景などは、数年に一度のめぐり合せなの…
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冬田

天眼の老いの形の冬田かな  このブログの他に、もう一つ棚田専門のブログを開設している。 ブログ名 棚田をあるけば (FC2ブログ) URL http://beeth31hyd872zz.blog.fc2.com/  日本中の主な棚田を撮影し、記録に残そうと思い初夏になると、撮影に 出かける。冬は、グーグルマップで各地の…
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Green Squares

冬耕のパウルクレー的忘我 俳句に「冬耕」という季語がある。一般に稲刈り後の麦蒔のための鋤起こしや、 来年度の作付のための客土など行うことをいうが、九州の畑作地帯では、冬は 農業の最盛期である。玉葱・馬鈴薯などの植え付けや、冬菜(島原半島ではレ タス)の収穫等忙しい。逆に6、7、8月の夏は、畑作にとっては農閑期なのであ …
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アンリ・ルソーの風景

 稲には、稲作の時期により早稲・中稲・晩稲とに分かれる。全国的 には、中稲が一番多いのだろう。9月より10月にかけて稲刈りが、行 なわれるのが、それにあたる。  西洋の世界では、黄色は不吉な色とされる。黄色の花を贈るなどは もってのほからしい。中国ではどちらかといえば、高貴な色である。今 辺りは稲がたわわに実った黄色一色の世界…
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野分前

少年のかかげし稲穂野分前 いい光景を見た。野分前、少しでも多くをと稲を刈り急ぐ人たち。 とある集落の奥まったところにある棚田。今では珍しくなった脱 穀機に稲を並べて脱穀をいそぐ老人。そこに孫と思われる少年 が稲をかついで運んでくる光景は、わたしたちの脳の奥深いと ころに仕舞い込んだ光景ではなかろうか。 …
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俳句の山々

祖母山も傾山も夕立かな  山口青邨  晴天が続きそうなので、大分県由布市と高千穂町の棚田 の撮影にでかけた。途中阿蘇の山麓を通るので、棚田百選 である産山村の扇棚田に寄ることにした。地図に印はつけ てあるのだが、幾重にもはしる林道を通り抜けるのは、いささ か厄介だった。この棚田は梅雨の水田の頃が、畦が際立って いいの…
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マーラーの黄昏

黄昏は神が遊べる万華鏡回せば空は夕焼けになる 桃林聖一 このところ九州北部の晴れは続かない。八月の晴れの日は数日だ。 晴れ間がのぞいたので大村湾の周回ドライブにでた。全行程高速を 使わないで210数キロある。平均時速30キロで7時間かかるが、長 崎県は広域農道が充実しているので、かなり時間を節約できる。難 点は入口出…
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大村湾の夕日

夏の星夜汽車にのこる人の顔 大村線の千綿駅と松原駅の中間に小さな江の串漁港がある。 国道34号と大村線の間に港はあり。湾は50m四方の小さな入江 である。漁船は大村湾へ漁に出るときは、大村線の小さな鉄橋を 潜ってでていくのだそうである。干満の差があるのだが、満潮でも ギリギリ出ていけるそうである。そのため漁船には通常立…
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楸邨の雲

鰯雲ひとに告ぐべきことならず 加藤楸邨  南九州は梅雨明け宣言がでたが、北はまだでない。この 梅雨は雨は少ないようだったが、梅雨晴間の青空を見る ことも少なかった。青空が覗いたので近くの福島土谷棚田 と肥前町の棚田へ青田風に吹かれようと思いでかけた。 この地域は早稲のため八月初めにはもう稲刈りである。 風に吹かれてい…
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半夏生

半夏生過ぎて田を打つ晩稲棚 半夏生とは歳時記によると「二十四節気七十二候のうち、 夏至の三候、新暦七月二日とある。かつてはこの日まで に、田植えを終えるものとされた。またこの日はさまざま な禁忌があり、物忌みをする風習があったとされた。」と ある。そして半夏生という名は、植物にもある。 世知原町郊外に小さな棚田が…
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奥八女周遊2

奥八女の雨脚にをり半夏生 星野村へ行く前に城ノ原の棚田に寄る。442号を西へもどり、大渕小 の付近を左へ登って行くと天空に棚田が出現する。俯瞰はできないが、 良く整備されていてほれぼれとする。御夫婦が田植に勤しんでいたが、 遠目には若く見えた。 黒木町城ノ原の棚田 黒木町城ノ原の棚田2 …
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