テーマ:秋の植物

米の自給率

秋の暮遠山彦は聞いて答えず  黄色く色づいた佐賀平野  10月も下旬。全国的に米の収穫も終わりを告げる。作況指数 は、東日本の一部を除けば、全国的に「やや良」であるらしい。  日本の熱量ベースの自給率は39%(2011年)、生産額ベース では70%(2009年)である。  日本の米自給率は10…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

喜劇役者のスマイル

草にあき水にあきしが秋惜しむ 10月も中旬を過ぎると、全国の稲刈りも終わりを告げる。10月は通常 晴天の日が多いとしたものだが、今年の秋は秋雨前線が停滞し北の寒 気団が吹き込み、例年になくうすら寒い日々が続く。  冬の訪れが苦手になってきた私とすれば、過行く秋が、虚ろな喜劇役 者のスマイルの様に感じてしまう…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

秋に吹く風

ひらめけどこわれ易きに曼殊沙華 傍らの曼殊沙華 稲田と曼殊沙華 咲き始めの曼殊沙華
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

照紅葉

なつかしき先祖も居たり照紅葉 八月の 記憶は鏡の 傷のあと 持ち去ってくれ 九月のつばめ 薄曇りの中の紅葉
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

彼岸花

だしぬけに咲かねばならぬ曼珠沙華 後藤夜半  今彼岸花の盛りである。今年は秋雨前線の停滞で雨の日が 長かった。1週間は生育が遅れたようである。九州北部は特に 彼岸花が田の畔にあちこちで咲いている。見事に咲き誇る彼 岸花といえもど、そこには人の手が入っている場合が多い。九 月になれば、農家は彼岸花のために草刈を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

風翩翻

コスモスや風翩翻と性善説  9月に咲くコスモスを季題に俳句を考えていたら、11月になってしまった。 この句とてたいしたものではないが。なべてコスモスの句を見渡しても、こ れといった句にはお目にかかれなかった。  風に揺れているコスモスを見ていると、性善説の中に漂うとゆうか、思考 を停止させられるというか、そんな気分…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

背高泡立草

ダイエット少女背高泡立草  背高泡立草(北アメリカ原産)は、目立つようになったのは第二次大戦後で、 アメリカ軍の輸入物資に付いていた種子によるものが起因とされいる。昭和4 0年代以降は関東以西から九州にて特に大繁殖するようになった。日本の侵 略的外来種ワースト100にも選ばれている。この植物はアレロパシー効果(根 から…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

稲穂と青空

青空の底を見てゐし稲穂かな  黄色く色づいた棚田の写真を撮ろうとあちこちを巡っていた。黄色の田圃 といっても、8月初旬(沖縄除く)より10月末まで(私が見た西日本の棚田 の場合)様々なのである。9月中旬より10月中旬あたりの稲刈りが一番多 い気がする。八女に行った帰りに、佐賀平野を通ってきたのだが、一面黄 色の世界…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

窓辺の桔梗

光秀の秋とぞ思ふ桔梗紋 引き返す山路桔梗の濃さを知り  秋の七草である桔梗は、日当たりの良い日本全土の山野に育つらしい が、この水色の華奢な花に山野でお目にかかることはもうないようだ。古 くは各地で普通に見られた草花であるが、現在では野生のものは絶滅危 惧種に指定されている。おびただしい夏草の生存競争に抗うには桔梗は …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

初冬の緋色

さりげなく嫁をほめをり櫨紅葉   広津幾代  九州には櫨の木が多い。久留米市郊外山本町に、柳坂曽根という 櫨の並木がある(県の天然記念物)。南北に1Km200本の並木が続く。 櫨の葉は紅でも深い色をしている深紅色である。  260年前、灯明用のはぜろうを;とるため一帯に櫨の木が植えられた。 地元の老人に聞いたのだが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

銀杏黄葉

銀杏黄葉時をつつしめ時にしたしめ 九州の山は、常緑樹が多いため全山紅葉とはいかない。人の植えた 庵のかたわらの楓の紅葉を楽しんだり、一樹の黄葉を眺めたりする。 有田町泉山の大公孫樹もその時を迎えた。弁財天社の傍に立つ樹齢 千年、雄木のこの木の謂れは、わかっていない。しかし近隣には膾炙 しているらしく、観光バスが来ては、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺

業を継ぐ緋なる熟柿と甕の釉薬  今年の初物の柿は旨くなかった。日照不足のせいだろうか 五個も買ったが、甘さが全然のっていない。悪い習慣だがそ れ以来柿は食べていない。  出回って十数年たつのだろうか、ドス黒い林檎がある。長野 産の秋映という林檎で、容姿が敬遠されている向きもあるよう だが、酸味が強く、紅玉の次に好きな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

青き花

露草にある万葉の空の色    町田しげき  一昔前、研究者が青い花をつくるのが、一番難しいと言っていたことを 思い出す。たしかに竜胆の青は、水色がかっているし、桔梗の青は、可 憐だが紫がかっている。観賞用のデルフィニウムや、鉄線花は、植物に 言うのもなんだが、その青は何か人工的だ。  私の趣味は、棚田の撮影、紹介である…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

日向の鶺鴒

栴檀の実や鶺鴒に日の新た せきれいの来て一閃の冬日さす 柴田白葉女 白鶺鴒 白鶺鴒 栴檀の木も実をつけた 雲間から一瞬日の差す白石平野
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

天涯の青

天涯に臓青くあれ楝の実 今年も栴檀(楝の実)が実をつけた。栴檀の実は、晩秋の季語 だが、青空に光る実は、来たるべき冬への讃歌とも思える。しか し私はといえば、風邪をひき、さんたんたる初冬となってしまった。 栴檀の実(楝の実) 冬耕の影に纏わる小鷺かな
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

石榴

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す 西東三鬼 友人から石榴の実を貰ってきた。久々に食べた。 酸っぱい印象があったが、以外に甘い。三鬼の句 を思い浮かべた。
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

稲の花

どの子にも星の雨ふる稲の花 今年も注意して見てはいたのだが、稲の花の開花を 見逃してしまった。稲の花は昼間近に咲いて、三時間 ほどで交配を終え散ってしまう。 稲の花  盛りはすぎて散るのも間近 稲の花の頃1  有田 岳の青田 稲の花の頃2 もう少しで収穫 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

九年庵のきらめきは昏し

もみづるや日暮れの昏さとも違ふ 宮坂静生 神崎市にある実業家が残したという庭園が 春と秋一週間程公開される。葦葺き屋根の 小さな数寄屋造りの庵を紅葉が取り囲んで いる。趣はあるが、なにせ人の数がすごい 。一日一万人訪れるようだ。佐賀県も少し だが、あちこちに晩秋を感じる場所がある。 九年庵の紅葉 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

神さぶ光

通ひ路の一礼し行く神も留守  松本たかし 多久市を走っていると、鳥居の向こうにひどく光る 赤い一本の木を認めた。そこは多久神社だった。 境内の闇の中に数条の朝日に照らされている楓 だった。 境内の闇に光る一本のかえで 多久神社
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

柿右衛門のあか

濃筆の染みいる丹や九月尽 赤繒濃む新参の手や青あけび 轆轤部屋に風数条の柿紅葉 切干や底に名なき二尺皿 柿右衛門窯の柿の葉は色ずきはじめた。 実はまだ薄赤い。柿右衛門の赤はさしず め熟柿の赤だろうか。 子供の頃練り柿という、渋抜きの柿が売ら れていたが、今はなさそうだ。最近のブラ ンド柿の味は淡泊な感じだが、気のせ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

磁器の町の紅葉

東京にいた頃は紅葉の時期になると、志賀白馬日光 など名所にはよくでかけた。全山紅葉は景色は見事 である。九州はどうかというと、高山の上部はともかく、 常緑樹と植林された針葉樹が多く、名所といへば、人 の手による場所が多いようだ。  わが町の紅葉も数日前からの冷え込みと雨により、 色ずきはよさそうだ。 天然記念物 有田泉…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ある駅の風景

有田川沿いに立派な栴檀の木が見えた。近寄ると実を つけ始めていた。栴檀は好きな木で、初夏に花を初冬に 実をつける。そして人の人生を見守るような場所(学校・ 駅・工場・墓地等)にひっそりと立っている。そこは松浦 鉄道伊万里線の蔵宿駅のそばだった。駅に人影はない 。猫一匹そばには石蕗の花が咲き始めていた。 松浦鉄道 蔵宿…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

千如寺の大楓

福岡へ行った帰り、伊都国(弥生時代北九州糸島市近辺) の古刹(九州西国霊場第二十九番)真言宗千如寺によっ てみた。創建は平安末期。本尊は千手観音高さ4.6mほど 立像であり下から見上げて拝むが、圧巻である。九州は常 緑樹が多く本州などと違い山一面の紅葉というわけにはい かない。各々の木々の紅葉を愛でるのだ。楓はちょうど見 頃…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

曼殊沙華

秋風やむしりたがりし赤い花  小林一茶  彼岸花は人里に咲く花。遠くから見るだけで、何 故か触ろうとは思わない花である。根に毒があると 聞いているせいもあるが、摘んで帰ろうとは思わな い。繁殖が人の手によらない限り、その繁殖の速度 は数百年単位になるようだ。  九月になると彼岸花が咲くために、畦の草刈りを する人が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

開花直前の曼殊沙華

曼殊沙華明日を探してひとつ咲く 曼殊沙華きのふ失くしたものふたつ 近くの棚田へ彼岸花が咲いているか見に行ってきた。 一部咲いてはいるが、一昨日の台風の影響だろうか、 花の色が汚い、ほとんどがまだ蕾のままとはいえ、写 真に撮る。帰ってパソコンで拡大してみると、格好が意 外と面白い。今までは花の盛りにばかり行って気に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

芙蓉の花

呼びとめし風に西施が白芙蓉 稲も色ずき、木槿は盛りを過ぎ、紫薇はかろうじて 花をつけている。そんなおり芙蓉の咲き始める姿 は、妖艶な美人を思わせ、いよいよ秋が来たこと を実感させられる。       白芙蓉          白芙蓉と紅芙蓉               …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

栴檀の実

あくがるる空の渇きや実栴檀 栴檀の実は秋の季語ではあるが、すべて葉を落とし 大空いっぱいに実をつけるのは、この地では冬の気 がする。ほかに楝(おうち)の実とも言うが、作られた 句はさほど多くない。北限があり、暖地に多いせい だろう。校庭の川岸、墓地の土手、焼物の里を見下 ろす丘などに立ち、人のくらしを見守っている。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more