テーマ:風物

稲の花

どの子にも星の雨ふる稲の花 ひっそりと咲く稲の花 畦道にひっそりと咲く鹿の子百合 盆支度前の棚田
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緋色の残照

初夏の風になりたし半月下 2019年の半年間は、健康には恵まれなかった。体の不調が起こることに 敏感ではなかった。不注意なわけではないのだが、食あたり、熱中症に なってしまい何日も寝込んだ。考えてみるに、私の体の仕組みは壮年から 老年に完全に変わっていた。今までのやり方が通用しなくなってしまった。 梅雨入前の赤…
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鰯雲の歌

鰯雲人に告ぐべきことならず  加藤楸邨 悲しい時、俯いたままが良い時がある。唇を噛み締めよ少年。 翠のいわし雲 朱のいわし雲 紅玉のいわし雲
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紅の残照

長崎県松浦市福島町土谷棚田。4月半ばに棚田の田圃に 水が張られた。今年は3週間程、夕日と棚田の撮影が楽し める。 長崎県松浦市福島町土谷棚田の残照 日没直前の棚田Pm7:00数分前
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Yellow Moment

ドライブ先で、出会った空と湖と稲田の光景。 時が止まったかのように、風は微動だにしな い、青と黄色の世界である。 Yellow Moment
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八月の青田風

選落とす兜太の言ひ草秋の蛇  うなじを触れる青田風もいくぶん心地よくなってきた。 八月の風である青田風は、秋の風と言いたいところで あるが夏の季題である。  俳句結社海程には、抽象句や象徴句をよむ人がそれ なりにいて、私好みの句も多く、入会して少し揉まれて みようかと思っていた矢先、主宰金子兜太は逝ってし まい…
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早稲の頃

田を植えて農夫にゆるぶ心かな  初夏の肥前町入野棚田 初夏の肥前町入野棚田
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龍の風紋

学校も母もなくなる四月かな。  グーグルアースで地形を検索していたら、龍の形をした 田んぼがあった。秋田県南部の由利本荘市にあったのだ が、その発見の偶然性に自分では悦に入っている。  中島みゆきに「銀の龍の背に乗って」という歌があるが、 その中の「急げ傷跡 羅針盤になれ 」という跳躍した歌詞 がなんとも好きであ…
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冬のぶらんこ

ふらここをふたつ揺らして一人きり  小佐井芳哉 炎環同人  雪のふらここ  母が逝ってしまった。数年介護し、半年の寝たきりであったが、 終末期は介護施設の厄介にもなり、介護としては比較的楽な期 間であった。しかし大変なのは母の体が動く時期であった。認知 症もあまり進行することはなかったのだが、母は物事の…
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初冬の雲の影

他界より眺めてあらばしづかなる的となるべきゆふぐれの水  葛原妙子  薄明光線は、太陽が雲に隠れ、雲の切れ間より光が漏れ、光線が 放射状に地上へ降りそそぐ現象の俗称であり、天使の梯子の別名も ある。天使の梯子という名は、旧約聖書に由来する。それはヤコブが 夢の中で、雲の切れ間に差す光に天使が上り下りしている光景を見 …
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朝の霧

草に飽き山の写実の朝の霧 山羊     「家と田園より」   ウンベルト・サバ 1883-1957 おれは 山羊に話しかけた。 たった 一匹 草地につながれていた。 草に飽き 雨に濡れて 啼いていた。 そ啼き声は おれの悲しみにとって 兄弟みたいに懐かしかった。 そこで おれは答えてやった。  初めは 冗談半…
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旅の終わり

晩秋の旅の終はりと思いしや 毎年5月より10月にかけて、棚田の撮影にあちこち出かけているが、 日本の稲刈りも10月にはほとんど終わりになる。遠出するには1週間 ほど晴れの日が続くjことが期待されるが、今年はほんとうに晴れの日が 続くことが少なかった。猛暑の8月の後、9月は雨と曇りの日が続いた。  10月…
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モラトリアムと林檎の風景

林檎食むモラトリアムとしての空  エッセイで誰かが、蕎麦屋で蕎麦を食う行為は自分のとって一種のモラ トリアムであると書いている人がいた。世間と日常の時間より解放されて、 自由で束縛のないひと時を一人愉しもうとでもいうことであろうか。  本来モラトリアムとは、金融の支払猶予や法律施行の一時停止という意 味だったのが、…
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終戦日

日暮のはたと聞こへぬ終戦日  蜩の啼く声により、眠りより覚めていた八月の数日であったが、 いつの頃からだろうか蜩の啼く声がはたと聞えなくなった。オリ ンピックという喧噪の中、八月十五日がいつもの様に廊下の奥 に佇っていた。一雨欲しい今日この頃である。
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脛(すね)に吹く風

吹く風に飼ひ慣ならされて夏の空  今回から新たに加わった、18、19歳の投票権は興味深いものだ った。18歳及び19歳の合計では、男性43.43%、女性47.58%、全体 45.45%と、それぞれ投票者全体の投票率54,7を下回った。  共同通信社が実施した10日投開票の参院選の出口調査によると、 選挙権年齢の…
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鉄棒の歌

鉄棒に一回転の景色あり身体は影と切り離されて 虐げる人が居る家ならいっそ草原へ行こうキリンの背に乗り                         歌集「キリンの子」より  これは現代のお伽話であろうか。歌人鳥居(わけあって本名は公開してい ないらしい)は、小学校5年の時、離婚した母の自死に会い天涯孤独となる…
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若葉闇の寺

しめりけの三途の川も夏の月  まだ梅雨明けの知らせはないが、今年の九州の梅雨は雨に悩まされ た。累計で数千ミリの降雨量だそうな。小さい土砂崩れは数多くあった ようだが、致命的なものからは、何とか逃れることができたようだ。今九 州は水に浮いている浮島のようなものだろう。この時期何かしらの地の 揺れは起こって欲しくない…
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答えのない質問

答へなき質問すれど青田道  米国人作曲家チャールズ・アイブスに「答えのない質問」という曲がある。 弦楽の和声の上に管楽器群による質問と答えが取り止めなく錯綜する。  新聞の購読を止めて、今はもっぱらNETニュースに頼っている。(止めた 理由は新聞をゴミとして出すことが億劫になったからである。)私も人生の 最終コ…
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四月になれば彼女は

道尽くるあたりに見たり他(ひと)の仔を蹴落して生くるくわくこうの雛  齋藤史  60年代中学生の私は意味も解らずボブディランやサイモン&ガーファンクル (作詞作曲はポールサイモン)の歌を聞いていた。何か詩情のようなものを感じ ないわけではなかったが、彼等の歌を今聴くと、彼等は歌い手である前に詩人 であることがよくわか…
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春の地震

飽かなくにまだきも月の隠るるか山の端逃げて入れずもあらなむ  在原業平  今年の桜は、天候に恵まれなかった。最後は春北風により、一気 の落花となった。そんな気の晴れない日を過ごすうちに、前回のブ ログより随分日が経ってしまった。  その日の夜は、上弦の月(半月)であったろうか、21時過ぎに春 の一撃が熊本市周辺を襲った…
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逃げる女2

逃水のくるぶし見えている異郷     月野ぽぽな 海程  NHKのサスペンスドラマ「逃げる女」が最終回を迎えた。実に寡黙 なドラマであった。台詞が断片的であり、象徴的でもあり、見るものに 想像をうながす。民放の饒舌なドラマとは大違いである。そして少しづ つ登場人物の過去が明らかにされてゆく。結末は大体想像がつ…
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獺祭書屋主人

獺祭の枯野を掃きて空眠り  5年前の2月初旬、5ヶ月前に手術をして、リハビリだと思い根岸・谷中 界隈を散歩した。子規庵は一度訪れたいと思っていたのだが、その日も 暖かい1日だった。  子規庵は、横に張った板張の外壁で、戦前には特に多かった様に思う 様式である。建物の来歴は旧前田侯の下屋敷の御家人用二軒長屋と いわれ、…
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逃げる女

殺意ともちがう窓いっぱいに夕焼   白石司子 海程  テレビはあまり見ないのだが、また気になるドラマがNHKで始っていた。 私がたまたま見たのは「逃げる女」全6話の第2回放送「嘘つきと嵐」から である。冤罪にあった女のその後を辿る、鎌田敏夫の重厚な脚本による ドラマは、まだ佳境には入っていないが、谷口美緒( 仲里依紗…
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大寒の景三題

冬月や悪事をせぬに家遠し  中村孝史 海程  今年の冬は暖冬気味で、やれやれと思っていたのだが、今夕より 九州北部にも大寒波が襲い、積雪20cmにもなるという。。月曜から 一週間ばかり入院するのだが、病院へ辿り着けるか心配だ。  伊万里市の有田川河口には毎年カモが越冬にくるのだが、川の浚 渫工事のせいか…
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四世紀の町

初夏や市の娘は雲を見ず わが町は五月五日まで恒例の陶器市が、開かれている。 様子を見に出かけてみた。二日は平日のため若干少ない ようだ。この町は二千十六年で開窯四百年になる。陶磁器 は嗜好品でもあり、必需品でもあるので歴史の波も、それ なりに乗り越えてきたのだろう。しかしグローバル化の中 有田町は、過渡期にあるのは確…
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聖夜劇

降誕祭赤き男の忘れしものは 有田町の応法という地区の煙突に 現れたサンタクロース 晩秋の奥耶馬溪のある里に出現した人形達
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風船の行方

風を読み風に竿さす秋の空 熱気球秋風もろとも西へ行く 10/31より11/4まで佐賀バルーンフェスティバルが始まった。 郷里に戻り初めて見に行く。三十数回続いているようだ。結 局三日間行くはめになった。気球が上がるのは午前7時と午 後3時の二回。各種の競技が行われる。この時間帯が一番 気球にいい風が吹くようだ。(若干…
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有田陶器市

空のうつわ満ちたるうつわ夏兆す 咳が止まらない風邪を患いまして、又長期にわたり ブログを休みました。年なもので、風邪には注意して いるのですが、こんないい季節にかかるとは。医者 がいってましたが、春先より始まる中国からの黄砂 も咳のアレルギーに関係してるらしいと。  そんな中わが町有田では4/29-5/5まで陶器市で …
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有田陶ひなコンテスト

 有田雛のやきものまつり開催中、今年より 第一回有田陶ひなコンテストが催されている 。作品は有田町以外の方のものが、目立つ。 やはり磁器ものでは、個性をだすのが、難し いのだろう、土ものが多い。 入選作と気に入ったもの数点御紹介いたします。 場所 有田商工会議所 2/11~3/20    第一位(最優秀賞) 「愛…
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有田やきものの雛

雛の間の雪後の愁ひありにけり 以前はなかったのだが、今年で八年目になる有田 雛のやきものまつり。二月十一日から三月二十日 まで開催される。町内の各商店が桃の節句の飾り つけを競い、早春の町を彩る。 有田雛のやきものまつり http://www.arita.jp/event/hinamatsuri/ …
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