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青と赤の素描

「入り海といへど寄せ来る力あり水平線まで一途なる青 内藤明」             青の動線 「突つ立ちて葦吹く風を見てゐたり流され来たる朝のごとくに 内藤明」                 赤の視線 2019年角川 53回釈迢空賞が決定した。 内藤 明氏の 歌集「薄明の窓」 …
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浅緋の黄昏

せきやうの天皇にこそ真朱(まそお)の雨ふれ 凡そ日本には,桃色といえる色は30色以上はあるようである。 真朱(まそお)浅緋(うすきひ)真赭(まそほ)鴇色(ときいろ) 珊瑚色(さんごいろ)薄紅(うすべに)照柿(てりがき) 臙脂(えんじ)蘇芳(すおう)など様々である。  写真の雲が桃色に染まっているのは、残照によるものであ…
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鰯雲の歌

鰯雲人に告ぐべきことならず  加藤楸邨 悲しい時、俯いたままが良い時がある。唇を噛み締めよ少年。 翠のいわし雲 朱のいわし雲 紅玉のいわし雲
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初山河

枯山に鳥突きあたる夢の後  藤田湘子  初山河を愛でるには、もう一月も半ばになってしまっ たが、グーグルアースにより背振山地周辺を俯瞰して みた。  筑紫山地とは、福岡県、佐賀県、長崎県にまたがっ て北東から南西方向に走る山地の総称らしい。又この 山地は途中盆地や平野により分断されている。脊振 山地とは、福岡県と佐…
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惜春のエイリアンズ

惜春の情も剰して初夏の街  以前ジャズやクラシックばかり聞いていた身としては、YouTubeで Jポップの佳曲を探すのは初老の秘かな楽しみでもある。  キリンジのエイリアンズは、そんな曲である。最初一聴したときには、 少し気は引いたが足を止めることはなかった。しかし「公団の屋根の 上 」という歌詞がいつまでも耳に残った…
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ひこうき雲

ユーミンはひとつ年下秋の雲 高校まで欧米のロックファンだった私は、大学生になりジャズを聴くようにな っていた。今思えば、当時アドリブ系のロックグループが好きだったので、演 奏が自在なジャズへと傾斜していったのだと思う。1974年の冬だったか、 学生寮にいた大学2年の時、後輩が「ひこうき雲」というアルバムを聴かせ て…
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夏と秋の雲

秋の雲立志伝みな家を捨つ 上田五千石 今日未明の大雨に広島市北部は、多大の犠牲者をだしたようだ。 夜中の大雨に対処する方法はないものか。佐賀県西部は、午前 の大雨も去り、午後雲間より日がのぞいたので、近郊の稲田を見 に出かけた。八月にはいり、稲穂は雨よりは日光が欲しいこの時期 秋雨前線のように前線は列島を動こうとしな…
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大村湾の夕日

夏の星夜汽車にのこる人の顔 大村線の千綿駅と松原駅の中間に小さな江の串漁港がある。 国道34号と大村線の間に港はあり。湾は50m四方の小さな入江 である。漁船は大村湾へ漁に出るときは、大村線の小さな鉄橋を 潜ってでていくのだそうである。干満の差があるのだが、満潮でも ギリギリ出ていけるそうである。そのため漁船には通常立…
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楸邨の雲

鰯雲ひとに告ぐべきことならず 加藤楸邨  南九州は梅雨明け宣言がでたが、北はまだでない。この 梅雨は雨は少ないようだったが、梅雨晴間の青空を見る ことも少なかった。青空が覗いたので近くの福島土谷棚田 と肥前町の棚田へ青田風に吹かれようと思いでかけた。 この地域は早稲のため八月初めにはもう稲刈りである。 風に吹かれてい…
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誤解

寂しいと言い私を鳶にせよ 寂しいと言い私を蔦にせよ 神野紗希  案の定私は、「蔦」と「鳶」と読み間違えていたのだが、(老眼によるもの) しばらくのあいだ、快い蜜月に浸っていた。寂しさを空を飛ぶ猛禽類の孤 独感に仮託していたのだ。鳶は季語ではないが、ここでは季節感はいらな い。渡鳥である鷹よりは鳶に親近感がある。しか…
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Look To The Rainbow

冬の虹広重の青モネの青 冬だというのに虹を見たくなった。しかしこればかりは 自然現象、無理はいえない。私は十年以上も虹を見 たことがないのである。 冬には、冬季鬱病というのがある。本来の鬱とは違う のだろうが、気温と日照時間の少なさで、鬱にかたむ きやすい人が、多いのだそうだ。北欧は、日本よりもっ と条件が厳しいために…
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ゆふぐれの水

他界より眺めてあらばしずかなる的となるべきゆふぐれの水  葛原妙子 夕暮れの東シナ海は、色が千変万化で美しい。 しかし百里先には難儀な国がひとつある。春に は霾などといふ言葉もありはするが、最近は、 年中空は霞んでいる気がする。 春の水 夏の水 秋の水 冬の水
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青き手触り

半島の先は潮騒長崎忌 青き海原 Ⅰ 青き海原 Ⅱ 蒼き端境期 歴史的景観の町の積乱雲 干潟のカニ 朱と群青
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風船の行方

風を読み風に竿さす秋の空 熱気球秋風もろとも西へ行く 10/31より11/4まで佐賀バルーンフェスティバルが始まった。 郷里に戻り初めて見に行く。三十数回続いているようだ。結 局三日間行くはめになった。気球が上がるのは午前7時と午 後3時の二回。各種の競技が行われる。この時間帯が一番 気球にいい風が吹くようだ。(若干…
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かまきりの空

蟷螂の眼差し放物線の空 何日か前テレビのバラエティ-ショウで、全ての生き物を同じ大きさにすれば、 どの生き物が戦闘的に強いか、疑問が出されていた。回答者曰く、甲殻類 昆虫だそうである。筋肉や血液が固いものに守られているからでそうである。 多少の傷をおっても戦えるのだそうだ。その対極にいるのが、人間だそうで、 毛も生えていな…
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皆既月食

双子座の人と見る月小夜時雨 今日12月10日は皆既月食。日が落ちて空を見上げると 雲間に月が見えた。しかも空の半分は晴れているのに、 時雨が降っている粋な時間だ。しかしまもなく黒雲は大 きくなり月を隠してしまった。やはり北九州は天気予報 の予想通りになりそうだ。
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名残の月

ふりむけどふりむけどなほ後の月 十三夜から一日過ぎた。夕方、図書館で本を借り、入日を追い わが家へ車をとばす。そして私を追うように月が高度を上げてい く。明日は望の月
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