テーマ:建物

三重津海軍所跡

初空や心を一に引きもどす   上村占魚  司馬遼太郎の作に「アームストロング砲」という短編がある。以下は その文章である。「薩人はまだわかりのよい頭をもっている。長州人に いたっては空想空論の舌先三寸で事が成るとおもっている。と、鍋島 閑叟は鼻でわらっていた。まして佐幕側にたっている会津藩などは、閑 叟の目か…
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官兵衛の城

梅雨雲をなるにまかせて中津城  九州は台風8号をなんとかやり過ごしたようだが、南木曽町で は土石流の被害がでた。梅雨明けは間近なのだろう。梅雨の合 間をぬって国東半島から中津方面へ旅にでた。雨雲ではないが、 終始雲が重たく感じられる。  大分県北西部は周防灘に面し左より中津・宇佐・豊後高田市と 並ぶ、しかし中津・宇佐…
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長崎市の教会堂Ⅱ

ラフマニノフは口どけのよき春の冷え 長崎駅近くに中町教会堂がある。大村藩蔵屋敷跡にある。 明治期の教会。思案橋通りから愛宕山へ登ると、比較的 新しい愛宕教会がある。そこから見る山肌に張り付いた 街並は長崎らしい景観である。どこから鹿尾ダム方面へ 竹林をぬけると、大山教会がある。隠れキリシタンの里で あるが、建物は新し…
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長崎市の教会堂Ⅰ

吸ひ物のひと味たりぬ春の風 ことしは、長崎の教会群をめぐろうと思う。北部は随分訪れたが、 島嶼部(五島列島)は、まだである。三日前に長崎市近辺の教会 を訪ねてみた。久々の小春日だ。浦上・中町教会を経て伊王島の 馬込教会に向かった。教会堂は海辺に面し、春風に乗る水仙の 香が、清々しい。その後香焼の近く大籠町の善長谷教会堂…
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真冬の帰り道

レントより遅き足取り冬の靄 少し前FMでザランチャーズの真冬の帰り道が、流れていて 非常に懐かしかった。全く古臭く感じない。1967.11とあるから 私が中学二年の時である。当時のGSの甘ったるさがなくて、 好感がもてる曲であった。レコードも買っていないし、しょっち ゅう聞いたわけではないのに、私が六十になるまで、この曲 …
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蒼鷹(さうやう)の空

蒼鷹の遠近法なす神学校 宇多喜代子の句に「天空は生者に深し青鷹(もろがえり)」 という句がある。大上段に振りかぶった句ではあるが、青空 に対して何の躊躇もない詠いぶりが好きだ。天空は生きてい る者にこそ厳しく慈悲があるとでも言うのか、まだ若い鷹の飛 行を通して人生に讃歌を送っている。 長崎にキリスト教会を訪ねると、そ…
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出津教会

SeptemberEleven神学校に銀のスコール 長崎 外海 出津教会(しつきょうかい) 明治期フランス人ド・ロ神父が建てた教会。 西彼杵半島を北上中、青空に白い教会が 眩しかったので、立ち寄ってみた。 外海道の駅より出津教会周辺を望む。 出津教会 …
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修道院の坂道

初蝶の黄一色にある祈りかな 伊万里市の腰岳の中腹に聖母トラピスチヌ修道院がある。 春たけなわ修道院の周辺を訪れてみた。 修道院へは坂道が続く 聖母トラピスチヌ修道院 修道院はさらに山の上にある 写真奥の腰岳の中腹よりやや上に修道院はある 咲き乱れる…
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有田陶器市

空のうつわ満ちたるうつわ夏兆す 咳が止まらない風邪を患いまして、又長期にわたり ブログを休みました。年なもので、風邪には注意して いるのですが、こんないい季節にかかるとは。医者 がいってましたが、春先より始まる中国からの黄砂 も咳のアレルギーに関係してるらしいと。  そんな中わが町有田では4/29-5/5まで陶器市で …
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春の恩寵

夕桜ともに老いたるボーイソプラノ 春の空気を吸い、春の海を眺めに平戸市 田平天主堂を訪れた。緑野の奥に教会が 見える。赤レンガの重厚な佇まいは、春の 物憂い雰囲気を引締めている。それにして も世間の物憂さとは、無縁の世界だ。      緑なす田平カトリック天主堂      菜の花と田平天主堂 …
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花神

夢の夢海市をよぎる花神かな シーボルト邸跡地を訪ねてみた。長崎市鳴滝江戸末期の 長崎の街からはやや奥まったところにある。近隣の道は 狭い。跡地には季節外れと思われた石蕗の花が咲いて いた。緑の葉が鮮やかだ。この地より幾多の蘭方医を 排出した。跡地以外このあたりは、歴史の気配はなく、 町並みも雑然としている。昭和二…
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黄昏の戦艦

黄昏の戦艦春を待つごとし 九州の端に住んでいると、水平線に沈む夕日を 見る機会はことかかない。軍艦島と太陽の位置 を測りながら、東へと家路をいそぐ。赤く染まった 軍艦島のシルエットは、まさに黄昏の戦艦だ。佐 世保港で建造された戦艦武蔵は、この同じ海を 時を違えて遥かフィリピンのレイテ沖まで南下して いったのだろう。…
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冬の軍艦島

軍艦は粒子となりし春隣 久々に晴れて、風もなく気温も十度を越した。 長崎半島の突端野母崎をめざす。途中軍艦島 を撮影しよう。長崎インターを降り、迂回路も整 備されていたので一時間ほどで着く。冬らしく 視界がいいので、撮影日和だ。水仙の香につ つまれて、沖の端島を眺める。戦前は監獄島 などとも呼ばれ、労働条件も厳しか…
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和泉式部

晩学はならず月夜の寒牡丹 君が望むその木の綿は川瀬住む鮎の腹にぞ宿りぬるかな                       和泉式部  和泉式部公園と言うアカデミックな名の公園によってみた。 場所は嬉野市塩田町五町田。芝生だけの広い公園である そこに和泉式部のでかい像がたっているのみ。違和感を 感じる。…
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臨済宗南禅寺派桂雲寺

臨済の青同心や実南天 有田町の中心である赤絵町にある臨済宗南禅寺派桂雲寺 このあたりは谷が狭くなったところで、狭小地に寺の建物も コンパクトに配置されている。坂を登っていくと仁王像が迎え る。臨済宗南禅寺派の禅寺は調べると本山の京都をさしお いて佐賀県に百十五六ある一大禅寺地帯なのである。 明治29年 第1回…
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フェルメールの部屋

切支丹部落に添ふて冬の旅 平戸島の宝亀教会の中へ入れていただいた。 左前方に小春日がステンドグラスを通して差し 込んでいる。青と赤の原色の世界だが、何故か 麗らかであり、その色は熟成している。 日差しのある教会の片隅はまさに、フェルメール の絵の世界だ。青と赤の花は闇に支配されている。 …
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平戸宝亀教会

耶蘇島の初冬のマタイ受難曲 紐差教会より北東へ5Kmほど、隣町の宝亀町にあるのが、 宝亀教会。竣工は明治32年。高台にあり車でいけるが、道 は狭い。建物は小ぶりではあるが、ラテン的でなんとも洒落 た佇まいである。 ユネスコの世界遺産暫定リスト(長崎の教会群とキリスト 教関連遺産を構成する教会)の1つ。   …
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平戸島の紐差教会

石蕗咲きて島の神父の存へり 立冬とはいえ、平戸島はシャツ一枚でことたりる 陽気である。峠を越えて下っていくと、島の中ほど 紐差町に白亜の教会が姿をあらわす。建物はか なり大きい。平戸は長崎各地から逃れて来た、隠 れキリシタンが多いと聞く。ありふれた町並にたつ この教会は、穏やかな緊張をこの町に与えている。 …
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大宰府天満宮

黄昏の朝顔という表意文字 大宰府九州国立博物館で国宝伝源頼朝像を見てきた。 修復済みということで絵がなかなかクリアーであるため 古さを感じない。マルローが浮世絵よりもこの藤原隆信 作の神護寺三像を評価したように、この像に宿る静謐感 は凄まじい。無常観を抱きつつ隣の天満宮へ、道端の 紫の朝顔が眼にとまった。 …
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