諸葛菜鷹女の仮面剥がしけり 春に咲く紫のビロードの様な肌触りの花は諸葛菜、その格調高い
名に相応しく、まだ肌寒い日陰に凛々しく咲く姿は美しい。
三国時代、諸葛孔明がその栽培を奨励したことによる花の名の
由来らしいが、その格調と庶民性の撞着によるのか中々名句に出
会わない。
昭和期に三橋鷹女という前衛的な作風の女流俳人がいたが、有
名な句に「夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり」
「鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし」などがある。鞦韆(しゅうせん)ブランコの意
当時より表現の激しさは際立っていたらしいが、その鷹女も最晩年は
穏やかだったらしいという文章を読んだ。
日陰に咲く諸葛菜
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